真田みのこ オリジナルJUNE小説
BRAN−NEW LOVERS
(4)
2000年11月19日 更新
プルルルル〜ッ
電話が先程からなっているのは分かっていたが、伊織は毛布にくるまったまま、無視していた。昨夜、調子に乗って飲み過ぎたせいか、頭がぼんやりしていて、だるくてたまらない。
(くそ〜っ、うるさいなあ。あ〜あっ、さすがに二連チャンは、遊びすぎたったかな)
世界的超人気カメラマン、アラン・ネヴィルの誘いに応じて、仕事の後に食事した翌日、再び彼の誘いの電話に応じて、知り合いのパーティーに揃って出かけたのはいいが、ついついハメを外して飲み過ぎてしまい、帰ってきたのは明け方近くになっていた。
遊び慣れたアランの気のつくエスコートはとても心地よく、さりげない彼のアプローチは、ゲームを楽しむみたいで、伊織を楽しませてくれた。
彼が真面目に自分を口説こうとしているのはよく分かったし、嫌では決してない。以前の、パリに来たてのこの頃の自分であったならば、誘いに応じて、アランと寝てしまうことにためらいを感じなかったかも知れないが、いくら長田に失恋してしまったとは言え、さっさと乗り換えてしまう事には、まだ、かなり抵抗があった。
ただ、一人でいたくなかったというのが、誘いに応じてパーティーに出かけた理由であったし、アランもそれを鋭く察してくれて、無理強いすることは一切なかった。 まあ、彼が紳士な優しい人間だということは、以前からのつき合いでよく分かっており、狡い自分に利用されることを厭わないアランだからこそ、つき合ったのだというのが本当のところであった。
モデルならば誰もが撮って欲しいと思っている世界的カメラマンの彼を振り回すというのは、ある意味心地よかったが、だからといって、いつまでも彼の気持ちを利用するというのも、さすがに気が引けていた。
『寂しかったら、いつでもおいで。慰めてあげるよ』
昨日の別れ際のアランの言葉には、そのまま縋ってしまいそうになるほど優しさに溢れていた。
帰りのタクシーに乗ったとたんに、酔った身体に揺れが丁度よく眠気を誘い始め、伊織は隣のアランのがっしりとした肩に頭を預けていた。
「イオ、昨日、いやもう一昨日になるか、別れる時に言った言葉を覚えているかい?」
「えっ、ううんとなんだっけ」
目を瞑ったまま甘えるように頭を肩にこすりつけると、アランはフッと笑って、伊織の頭をがっしりと腕で抱え込んだ。
「このまま帰したくない。その気持ちは変わらないよ。君を困らせたくなくて黙っていたが、やっぱり言わずにはいられない。愛しているんだ。ところが君に俺に対してそう言う気持ちがないことも知っていて、それでもいいから、君の心を捕らえている男のかわりになれないかと、そんな狡い事を考えている。こんな事なら、パリに来たばかりのほんの子供だった君を何故しっかりつかまえておかなかったのかと、今更ながら随分と後悔しているよ。あの頃の君はまだかけだしのモデルだったが、誰よりも輝いていたよ。ところが俺と来たら、丁度カメラマンとしてドンドン上り調子でいい気になっていた頃だったから、自分が撮りたいと思う仕事よりも、名前や金になる仕事を優先してしまった。そして、俺が自分を見失ってる間に、君は誰の力でもなく自分の才能でドンドンと大きくなってしまっていた。そして、気がついたときは、手の届かないような大きな存在になってしまっていた。後悔しているよ」
何よりも嬉しい誉め言葉であった。
「何言ってるの、アラン。世界中のモデルが貴方に写真を撮ってもらいたいと熱望しているのに、そして、俺だってその一人なのにさあ、駄目だよそんな弱気な事言っちゃあ。俺こそ御免ね。貴方が優しいの知っていて甘えちゃって。俺ね、失恋しちゃったんだ。まあ、片思いってやつだったんだけれど、ちょっと今は一人でいたくなかったんだ。貴方を利用した。御免なさい」
「それでもいいんだよ、俺は。伊織が他の誰でもなくて俺に甘えてくれて嬉しいよ。本当に楽しい夜だった。久しぶりに心が騒いだ。いつでもいいんだ。君とはちゃんと仕事もしたいし、もし、イオが一人でいたくないと思う時は、いつでも俺を思い出して欲しい」
「ありがとう」
そして、タクシーから降りようとした伊織の腕を取って引き寄せたアランは、彼の唇をサッと盗むと優しく微笑んで言うのであった。
「寂しかったらいつでもおいで、慰めてあげるよ」
アランの優しさに溺れてしまえたら、こんなに苦しくはないだろう。だが、伊織は知ってしまったのだ。身体では心の隅間を埋めることは出来ないということを。どんなに求めても長田の代わりを得ることはかなわないのである。
それは伊織には甘すぎる口づけであった。
プルルルルル〜ッ
電話は一向に鳴りやまない。無視しているつもりであったのに、いつの間にか気になって、ついつい何回鳴ったか数え始めていたりして、そんな自分に苛立って、伊織はガバッと起きあがると、ドスドス歩いて、受話器を取るのであった。
「はい」
無愛想そのものの声で出る。
「イ〜オ〜リ〜ッ」
男が、電話の向こうで彼の上を行く不機嫌さで自分の名前を呼ぶ。その声の主に思い当たって、彼は一気に正気を取り戻すのであった。
「あっ、おはようございます、社長」
極力明るく爽やかに挨拶する。もう、条件反射であった。
電話の主は、伊織が所属しているモデルクラブの社長であった。日本からパリに連れてきてくれた大恩人であり、彼だけには頭が上がらない。
「今、何時だ」
問われて、時計を何気なく見ると、昼の二時を回っていた。
「二時ですね・・・・・・」
「確か一時に事務所でうち合わせの予定だと思っていたが、さすがトップモデルは余裕だな」
「あっ!!」
伊織は予定を思い出して、青ざめた。
「す・すみません。昨日、カメラマンのアランに誘われてバーティーに行って、朝帰りしちゃって」
いいわけなど社長に通用しないことは分かっていたが、伊織はとりあえず謝ってみた。
「ホホ〜ッ、朝帰りして、朝寝坊とは随分とお偉くなったものだな。ジャンポールの打ち上げはすっぽかしたくせに。その後、何処に行ってたんだ。アランとの仕事はちゃんとこなしたらしいが、プレイベートでつき合うほど親しかったのか?携帯の電源はいつも入れとけと言っているだろう。ここのところおとなしくしていると思ったら、これか。やはり監視がいるようだな」
抑えた静かな声が、彼の怒りの度合いが大きい事を示していた。それが分かるだけに伊織はどうしようかと焦るのであった。
「社長、どうぞお許し下さい〜っ。もっともっと働かせ下さいませ〜っ。お願い致します〜」
ヨイショヨイショと思ってもいないことを口にしてみるが、応えは一言であった。
「三十分で来い!!」
電話はそれでプツリと切れて、ツーッと空しい音だけが聞こえるばかりであった。
(ク・クビって事はないよね)
伊織は心配になったが、考えている暇はなかった。
事務所までは、20分はかかる。これで一分でも遅刻したら、きっとその場でクビ決定は間違いないだろう。
とりあえず身支度だけして、出かけに鏡を覗き込んだ伊織は、そこに寝不足で目の腫れた哀れな様子に自分の事ながら驚いて、慌てて目隠しにサングラスをして、部屋を飛び出した。
(ああ、なんかやっぱりついてないかも)
運命という奴は本当に残酷で、神様は自分に少しどころかかなり冷たいような気がすると、伊織はぼやくのであった。
近代的なビルが乱立するオフィス街のなかに、伊織の所属するモデルクラブ『エトランゼ』はあった。20階建てのビルの18階のフロアー全てがそうであり、事務所の他にレッスン室などが完備されていた。
伊織はエレベーター降りると、社長室へと急ぐのであった。
「おはようございます」
扉を開いて、中の様子を伺いながら、小声で挨拶すると、すぐに秘書のマリーが気づいて、ヒラヒラと手を振ってくれた。
「イオ!!」
「マリー、社長のご機嫌はどう?」
忍び足でそっと彼女のデスクに歩み寄って尋ねると、彼女は苦笑しながら言った。
「お待ちかねよ。昨日から探していたみたい」
「えっ、そうなの?」
事態はあまりよくないらしい。
「さっさと行ってらっしゃい。後でたっぷり慰めてあげるから」
優しく囁かれて、伊織は子供のように仕方なくコクンと頷き、覚悟を決めて、コンコンと社長室の扉をノックするのであった。
「どうぞ」
予想以上に不機嫌な声が返ってくる。伊織は落ちつこうと大きく深呼吸して、中へと入った。
デスクで書類を読んでいた社長がチラリと彼を見て、すぐにまた書類へと視線を戻す。
(これはかなり怒っているぞ)
意識的に社長が自分を無視したのを感じて、伊織は神妙な顔をしてその場に立って様子を見ることにした。
(あれ、何?)
いつもは機能的に整頓されている社長室の半分以上が、綺麗にラッピングされた包みや、花束に占領されていた。
(社長の誕生日だっけ?)
モデルクラブ『エトランゼ』は、業界でも三本の指に入る一流のモデルクラブである。社長のレイモンド・ギャランは、今年で43歳であった。
(あっ、誕生日は五月だから違うよな)
先代の社長の息子で、若い頃には彼自身がモデルをしていたというだけあって、金髪に知的な光を宿す緑の瞳のシャープなイメージのする容貌は、現在でも社長にしておくには勿体ないといわれるくらいのハンサムであるが、『エトランゼ』の他にも幾つかの事業のオーナーで、凄い大金持ちであった。
ダンディーで渋くて、かなり厳しい人物ではあるが、伊織を拾って育ててくれた大恩人である。あのまま日本にいたとしたら、今日のスーパーモデルイオは存在していなかっただろう。それどころかさっさとモデルを止めていたかも知れない。
業界では密かに伊織と社長が出来ていると言う噂がかなり囁かれてるらしいが、それは全くのデマであった。確かに伊織の個人的に趣味で言うと、かなりのタイプに属するレイモンド社長であったが、それ以上に人間として尊敬し、信頼し大切にしたいと思う人であった。
パリに来た当初はずっと社長の屋敷に居候していたのでそう言う噂が流れたのであろうが、伊織はレイモンドの奥さんであるマチルダとは、今も日常的に度々連絡を取り合う程の仲良しであった。
しばらく黙って、社長の仕事ぶりを拝見する。いつ見ても皺一つない極上のスーツを嫌みなく着こなしている。仕事の時だけかけている銀色フレームの眼鏡は、いかにも切れ者と言った感じであった。
(ああ、今日も格好良いよな)
惚れ惚れと見つめていると、社長の視線が急に上がって、伊織を真っ直ぐに見つめてきたので、慌てて笑顔で取り繕った。
「おはようございます、社長」
「伊織、来い!!」
厳しい表情のまま指で近くへ来いと呼ばれて、すごすごとデスクの前へと進んだ。
「サングラスを取れ」
伊織は素直に従い、サングラスを外した。とたん、社長から呆れたようなハ〜ッとあからさまな落胆の溜息が漏れた。冷たい視線が痛くて、伊織はヘヘヘッと笑って誤魔化して見るのであった。
「伊織、お前、自分がスーパーモデルだという自覚があるのか。その顔はなんだ。何があった」
(あっ、心配してくれてる)
難しい顔をして睨んでいるけれど、社長はいつも伊織のことを気遣ってくれる。下宿していた頃もそうで、モデルの勉強以外にも沢山の事を彼から学ばせてもらっていた。
「御免なさい。約束破って。もうしませんから、クビにしないで下さい」
彼だけには愛想を尽かされたくなかった。今、仕事まで失ってしまったら伊織には何もなくなってしまう。
「ハア〜ッ、やっぱりお前は自分というものが全然分かっていないようだな」
呆れたという感じの社長の表情に、伊織はもう取り返しがつかないくらい、彼に呆れられてしまったのだ思うのであった。
いつも後から後悔するばかり。チャンスを自分で逃がした事をどんなに悔やんでも、もう遅いのである。
「お世話になりました」
ペコリと頭を下げる。今はそれが精一杯であった。情緒不安定でゆるくなっている涙腺が、また、脆
くも崩れそうになってしまう。
「馬鹿者〜っ!!」
大きな声でいきなり叱責されて、伊織は弾かれたように顔を上げて、怒りを爆発させた社長が仁王立ちになって自分を睨みつけている姿を見るのであった。
「お前はどうしてそんなになんでも簡単に諦めてしまうんだ!!少しは執着心を持て!!物わかりが良い風を装って、実はうちに悩みを抱え込んで、一人で泣いている癖に!!」
核心をズハリと衝かれて、伊織は何も言い返せなかった。
クールな顔を紅潮させて、鋭い瞳で睨みつけてくる社長の怒りは、自分のことを本当に心配してくれているからであり、こんないい人を怒らせるなんて、自分はなんて最低な奴なんだろうと、伊織は情けなく思うのであった。
「だって、大好きなその人が俺にそう望むのなら、俺はそれを聞き入れるしかないじゃないか」
「大馬鹿野郎!!」
ボカッといきなり頭を殴られた。もの凄く痛かったが、伊織は自分が悪いのだと素直に受け止めるのであった。
「誰が首だと言った。勝手に勘違いして、一人で納得してるんじゃない!!あれを見ろ」
社長が指さしたのは、部屋の半分を独占している花束と包みの山であった。
「あれは今回お前がでたショーのデザイナー達すらのお前への贈り物だ。次のショーにも是非との予約付きでな。おまけにアランと二日続けて遊び歩いてくれたお陰で、二人がつきあい始めたのかとか、どういうことなのかと大騒ぎになって、問い合わせが殺到している。世界中のデザイナーがお前を望み、マスコミや一般の人達がお前の行動に注目している。頼むからスーパーモデルである事を忘れてくれるな。私がそんな稼ぎ頭のお前を簡単にクビにする分けないだろう」
「嘘!!」
社長に言われても、伊織はとても信じられなかった。するとまたポカッと頭を殴られたが、今度のは全然痛くはなかった。
「頼むから、伊織、自覚してくれ。自分がスーパーモデルだと言うことを。お前はこの五年間で世界のトップに躍り出たんだ。世界中の一流のデザイナーが、自分の服をお前が着て歩くことで、自分達の作品がより一層、輝くを知っている。みんなが望んでいるんだ。イオ、お前を」
社長の言葉にジ〜ンと胸が熱くなって、身体が知らず震えていた。こんなに嬉しい事を日頃、厳しい社長が言ってくれた事は、今までになかったので、喜びもひとしおであった。社長が自分の頑張りを認めてくれたのである。そして、それが自分一人だけの力ではとても成し得なかったものであり、社長が自分を見つけてくれて、そして、育て、道を開いてくれた事に、伊織はただ感謝することしか出来なかった。
「頑張ったな」
「はい」
伊織は大きく頷くのであった。
「社長が俺をパリに連れて来てくれたから。感謝してます。俺、バリバリ働きますから、これからもよろしくお願いします」
「そう思うのだったら、約束の時間に遅れるような事は止めろ。私はプライベートに関しては煩く言うつもりはないが、仕事とはきっちり区別をつけろ。日本人の謙遜は美徳なのかも知れないが、言うべき事は言え、言わなければ伝わらない事もある。それに勘違いして暴走するのは、自滅というんだ。物事をきっちりと判断しろ。分かったか」
またくもって耳に痛い事を的確に指摘する社長に伊織は感心し、そして、自分の事を大切に考えてくれる人の存在をありがたいと感謝するのであった。
(さすが社長)
「俺を見捨てないで下さいね。何処までもついて行きますから」
伊織の社長への絶対的な信頼は、長田への気持ちとはまた違ったものであったが、この人だけはどんなときも自分を見ていてくれるという絶対的な確信があった。
「分かってる。伊織も他のモデルクラブに引き抜かれるなんて事は、無しにしてくれよ」
言われて、とんでもないとプルプルと首を横に振って、否定した。そんなことは絶対にありえない。自分がこのクラブを去るときはモデルを辞める時だと、心に決めていた。
「さて、伊織、早速、仕事だ」
「はい!!」
元気よく返事をする。
「よし、気合いが入ってるな。だったら、アレを片づけるんだ。そして、贈り主達にはちゃんと御礼の電話をいれろ。愛想よくだ」
社長の示したアレとは、プレゼントの山であった。
「え〜っ」
「文句は言わずにサッサとやれ!!」
「アイアイサー」
伊織は敬礼して見せると、贈り物の山へと突進するのであった。
(俺ってもしかして、イジメテ君?)
認めたくはないが社長に煩く怒鳴ってもらうのが嬉しいと、何故だか思ってしまうのであった。
花束はクラブに勤めている人達に貰ってもらい、一流デザイナー達の最先端の服とかは、有り難くいただくことにするのであった。普段は地味な伊織の私服にするには、余りにも派手ではあったが、仕事の時にはとても役にたってくれるのだ。
そして、メッセージカードの名前を頼りに、片っ端から御礼の電話をしていった。中には、カードにわざわざ連絡欲しいという意味か、携帯の電話番号が書かれているものまであった。その意味するものがなんであるかが分からないほど鈍くはなかったが、大事なお客様だから邪険には出来ないが、だからといって、デートクラブじゃないわけだから、深入りするつもりはなかった。一応、イオの売りのイメージが本人の素とはかけ離れた、クールで我が儘であるために、あえて媚びを売る必要がないのはある意味楽であった。
本当の自分は恋愛に臆病で、全然ダサイ奴で、モデルのイオは自分であって自分ではなく、自分の中にある、こうあれたら良いなと思う男を具現した人物であった。
伊織は別の理想の人間を演じる事で、プレッシャーに潰されないで舞台を堂々と歩くことが出来るのである。
「ミスター、ディラン。それでは、また次も是非、御一緒させて下さい。ありがとうございました。失礼します」
電話の向こうの相手に、ペコリと礼儀正しく挨拶して、最後の電話を切る。フ〜ッと溜息をつくと、社長がポンと肩を叩くのであった。
「終わったか、よしよし。御褒美に飯を奢ってやろう」
まるでペットの頭を撫でるように、大きな手のひらでグシャクシャと頭を撫でられて、伊織は『うん』と素直に頷いた。
いつの間にか夜の七時近くになっており、それまで時間の経過に全然気づいていなかった伊織であったが、そう言われて急に空腹を感じるのであった。
「飯、飯!!」
「いつまでたっても食い気が一番だな、伊織」
まるで子供扱いの社長に、伊織はプ〜ッと膨れて見せる。
「身体が資本だもんね〜っ」
「食べ過ぎてデブったら、見捨てるからな」
と、宣言されてしまうのであった。
つづく
コメント
すみません、チョッピリで。今回はほとんど書き直してますので、お許し下さい。
それでは、続きをお楽しみに。
真田みのこ
トップペーシ゜に戻る
(5)に進む