リニューアルオープン

2003年10月11日

 自由に気楽に生きてきたつもりなのに、ふと振り返ればやってみたいと思いながらも日常に流されて、思うように出来なかった事ってありませんか?
 そんな事を考えた私と友人は、金は無いけど無いなりにいろいろとチャレンジしてみようと思い立ちました。いい歳してなんて関係ありません。とりあえず身近に出来る事から始めてみました。

              第一回  ぶどう狩り

 9月10日 思い立ったが吉日。台風の影響も少なく晴れた日。まずは、前夜、ネットで農園を検索。
 結構、あるある。ただ、心配だったのがぶどう狩りって8月が結構メインで9月上旬くらいまでしかやっていないみたいだったので、とりあえず朝、起きて、電話してみたら、まだやっているという事で、早速、友人、香月に連絡いれました。
 彼女の車でレッツゴー!!免許なしの私にはありがたい事です。
 場所は周桑郡丹原町。丹原町役場のホームページは親切丁寧、地図つきでございました。そして、今どき便利なのはカーナピ様。多少農道に入ってからは迷いましたが、すぐに発見。手書きの看板がなんともらしくて良かったです。
 入場料1000円のところ、ハウスの雑草取りのためにヒヨコを放したので、ホコリをかぶっているからということで、200円おまけの800円にしていただきました。
 香月は氷水を持参。彼女いわく、前に彼女のお母様が行った観光農園は、取ったブドウは洗うでもなく温いままで、それだと余り食べられずに済むからわざとそうしていたそうで、美味しく食べるのならやっぱり少し冷やした方が美味しいからという事でした。納得。でも、行った農園は良心的でちゃんと洗い場があり、その上、氷水を用意してくれるとの事。ちょっとした心遣いがありがたいのであります。
 ワクワクしながら、早速、ハウスに入りました。中は本当に作ったままって感じで、足元はあまりよくありませんでしたが、それはまあ予定内。ビオーネ、巨峰等6種くらいあり、食べる分を少しずつ取りました。
 それをまず洗って、氷水に入れてもらい、ハウスの前に作られた木陰のテーブルに座って、いただきました。それだけでも充分もとはとった感じ。爽やかな風が吹いて、美味しいブドウを食べて、もううっとり幸せ。
 後は持ち帰り分。それは量り売りになるんですけれど、香月は2300円のところ1800円。私は1300円のところ800円にまけていただいた上に、3房ぐらいずつおまけまでもらってしまいました。
 それなのに、帰ってから後悔。余りにも美味しくて、もっと買っておけばよかったとつくづく思いましたわ。
 帰りには、丹原町の直販所で、野菜とか安売りしてたので買って帰りました。これまたお得でした。



       2003年10月23日

 9月29日、広田村農村工芸体験館
 私の住んでいる辺りで有名なのは、砥部焼きでありまして、今までに皿に絵付けをした事はあったんですけれど、さすがにろくろから体験出来るところっていうのは、なかなかなくって、ネットで検索して見つけました。
 ろくろは、五台あって、要予約とありましたので、早速香月が電話で予約してくれました。車で一時間くらいのところで、途中、昼飯を食べたりとのんびりしながら、行ってまいりました。
 山の中の細い道をナビを頼りに走りましたが、場所は迷う事無くすぐにみつかりました。とりあえず、やっぱり土を使うので、前日は爪を短く切り、エプロンとタオル持参で気合充分。
 絵付けの方に人は来てましたけれど、ろくろは私達だけでした。
 初回はちゃんと先生が教えてくれるとの事で(指導料500円)、土をろくろに乗せて、とりあえず一個分の茶碗の土を盛り上げてくれるところまでしてくださり、後はとりあえず、座って、足で回転の速度を調節しながら、両手の中指と薬指で挟むようにして土を伸ばしていきます。私はわけ分からずにドキドキしながらしたのはいいですけれど、いきなり底の方を削ってしまって、形が変になってしまい、先生に「なんでこういうことになるの?」と呆れられました。
 そして、また土を盛り上げてもらって、チャレンジして、今度はなんとか茶碗の形になりました。縁はスポンジみたいのなで綺麗にして、底はたこ糸みたいなので切ります。そして、指二本で底を挟むようにしてそっと持ち上げて、板の上にのせるのですが、緊張しっぱなし。一見、かなりでかく見えるのですが、焼いてしまうとと二割は縮んでしまうそうです。
 それからは、なんども失敗を重ねて、その度に先生に土を盛り上げてもらうので、本当に申し訳なく思ってしまいました。なかなかおもうようにならずで、最後の縁のところで、手が引っかかってぐしゃりとつぶれてしまったり、糸で切ったのはいいけれど、回転が速すぎて、飛んで落ちてしまったりと、ドジばかり。
 香月は、器用でドンドンと形づくっていって、大物の鉢にも挑戦。私はかなり焦ってなんとか形作ろうとするんですけれど、うまくいかずで、その内土が少なくなって、湯のみに変更してみましたけれど、これがまた難しい。まっすぐ上に引き上げなければならないのに、気がつけば、茶碗のように縁が広がってしまうのであります。
 途中から、他に三人の方がいらっしゃいましたが、その方たちは経験者みたいで、上手に作ってました。
 先生も指の挟み方とかいろいろ教えてくださるのですが、言われても思うように出来ないのが初心者でありまして、なんとか最後にやっと一個できましたが、それも最後に先生が形を整えてくださったからなんとか湯のみになりましたけれど、自分としては凄く不本意でありました。
 結局、2時間で私は茶碗二個と湯のみ一個だけ。香月は鉢と茶碗で6個くらい作っていました。出来上がった作品の、焼く分だけの重さを計って、一キロ1500円(100グラムにつき150円加算)で計算して下さいます。私は1300グラムちょいありましたけれど、指導料込みで2300円にして下さいました。香月は沢山あったのですが、かなりおまけしてもらいました。
 素焼きしたものを後で着色することも出来るのですが、今回は先生にお願いして(白と青と緑から選べる)、出来上がる一月後に、リベンジすることにいたしました。最終的にはラーメン丼が作りたい!!
 帰りは近くの道の駅というと農産物の直販所があって、そこでなんとあのワイルドストロベリーの苗を一鉢120円で売っていて、三つあったので、全部買い、一つを香月にプレゼントしました。二人で、嫁には行かなくていいから、ラッキーな事があるといいねと盛り上がりました(爆)。噂は果たして真実かどうかっ、どうぞお楽しみに。
 帰ると何故かかなり疲労していて、2時間の間集中していて、かなり力んでいたのではないかと思います。
 でも、なんだかハマりました。作ったのがどんなになるか楽しみで、出来上がりの連絡が入るのをワクワクしながら待っています。
 リベンンジ編につづく。


        2003年11月28日

 11月8日、広田村農村工芸体験館。
前に作ったのがどんな具合に出来上がったのかワクワクしながら、行ってきました。昼前に出て、途中御飯でも食べて行こうと言っていたら、あっという間に山の中に入ってしまって、辛うじてあったお店風なところに入ったら、カップ麺と缶ビールくらいか置いてなかったのですが、何故か高そうな長毛のミニダックスフンドが愛想よくお出迎えしてくれました。お店の人に何処か食べるお店はあるかと聞いたら、広田村まで行かないとないとの事。わずか一時間ばかりの道のりなのに、欠食児童のように飢えている私達はなんだかなあと笑いながら、先を急ぎました。
 広田村が近づいてきたら旗が立っていまして、それに引き寄せられるように行きましたら、おでんのちょうちんがありました。小さいながら野菜とか売っているスペースもあって、その感じはまるで海の家がごとく。外には丸太で作ったテーブルと椅子があり、家の中には畳がしいてあって、コタツがドドーンとありました。
 うどんとそばもあるようでしたが、とりあえず、おでんを食べる事にしました。お店番していたのは、パンチパーマのお兄さんでしたが、愛想のいい人でした。ちゃんとお茶を出してくれましたわ。ああ、貴重な体験。
 体験館の入り口のところに出来上がった作品が置いてあるのですが、私と香月の作品も入り口すぐのところにありました。
 ひゃーっ、出来てる!!先生が最後に形作ってくれたので、それなりにまあ立派に形になっておりました。後ろにはちゃんとイニシャルまで入れてくださっておりました。
 其の日は、私は丼、香月はお皿に挑戦。香月は本当に器用で次々にお皿を作っていくのですが、私は最初から失敗しっぱなし。お皿は10枚に1枚くらい形になってればと先生に言われてましたが、ちゃんと出来てるから凄い!!私は思うように形にならず、すぐに広がってしまったのを先生に戻してもらいつつも、なんだか、手の指の力加減が上手くいかなくて、焦りました。
 二時間、間に20分の休憩をはさみつつ、なんとか形になったのが3つ。その内二つをまた焼いていただく事にしましたが、まだまだ丼の道は険しい。
 上手く出来たら絵付けとか、手びねりでレンゲも作ってみようなどと野望だけが膨らみましたが、終わったら本当にげっそりと疲れておりました。気合だけが入っているようです。
 広田村は山奥で冬は雪がつもるところなので、年内は後一回くらいしかいけないかもしれませんが、また、チャレンジいたします。
 携帯で取った写真の茶碗と湯のみが私の第一回目の作品であります。湯飲みは私が愛用しております。自分が作ったので飲むとなんだか美味しく感じるから不思議なのであります。


2004年4月12日

 春がやってきまして、久しぶりに陶芸に行ってきました。前回は12月に行ったのですが、その時は風邪をひいていて、体力的にも精神的にも絶不調で、帰りは車の中でバテバテになってしまいました。その時は、ろくろで丼と猫のえさ入れを作りました。。
 今回は11時頃から出動!何処かでお昼を食べて行こうという事で、とにかく早めに目についたお店に入ろうと決め、ある店の駐車場にはいりかけましたが、その時、ふと道路の反対側にある亜細亜最強の坦々麺が売りの『紅麺』というお店が目に入り、前から名前は聞いていたので、入ってみる事にしました。そこで私はスーパー坦々麺(辛さも麺も二倍)を頼み、香月はチャーシュウ坦々麺を頼みました。後、二人で唐揚と餃子、そして、デザートの杏仁豆腐。なかなか美味しくて、安くていい感じでした。
 早く着きすぎたので、道の駅で買い物をして(ちなみに私はお米と玄米のパットライスとか買ってしまいました。一袋100円。後、野菜の種)、予約の一時に無事到着。
 この間、先生がネットで検索をして、このページに辿り着いてしまうというアクシデント!!がありましたが、誰かはバレバレだったようです(爆)
 さて、今回はろくろを止めて、手びねりに挑戦。一キロの土でとにかくチャレンジ。私はビールのジョッキ。香月は一輪ざし。
 これが思っていたより難しい。私は底を作って、蛇縄みたいに細くしたのを巻きつけていきましたが、細くしすぎて、途中でフニャフニヤになってしまいやり直し。結構太めな感じで巻きつけていったほうがいいみたいです。ある程度形にしながら、滑らかにしていくのですが、これがなかなか思うようにならずに形が崩れていきまして、再度、やり直ししました。
 香月は一輪ざしはすぐに形になったのですが、その後、なかなか頭で考えた形に作り上げていくのが難しいようで苦戦。二人して無言の内に作業に取り組みました。
 形がなんとか出来上がった後は、色つけ。余り塗って変になるのが恐くて、縁をちょっと縫って猫の肉丘マークを入れました。
 終わったのが4時。3時間も集中していので、すっかりお疲れでした。集中力ってなかなか本当に持続しないものであります。
 陶芸の道は険しいですが、また、野望を抱いてチャレンジしたいと思います。今度はどんな作り方をするかとか絵の模様とかもいろいろと考えてから行きたいと思います。
先生、また、ヨロシクご指導お願いいたします。
 
ちなみに1キロの土で1500円のみの費用でした。
 
      2004年5月12日・6月16日

 陶芸、ハマッて行っております。前回に続いて手びねりに挑戦。
 毎回、行く前に昼食を食べて行くのも恒例となっております。
 まず、5月12日は、松山にも何店かある和食のお店の『真砂家』。今回はいろいろと探すのも面倒だからと、とりあえずって感じで入りました。駐車場のすぐ前にある藁葺き屋根の民家って感じのお蕎麦のお店。結構大きな店のはずなのに、作りが小さくてって「あれっ?」て感じでした。店の中にも昼時なのに誰もいない。駐車場に車は止まっても皆、店脇の細い通路を通って奥へ入っていってしまう。 二人がけのテーブルに座ったら、店のおばちゃんが、もっと広いところでどうぞと進めてくれました。メニューにお勧めとあったものを頼んだら、品切れとの事。またまた「あれっ?」と二人してひいてしまいました。が、とりあえず私が天ざるで香月がやまかけを注文。待っている間も誰も入ってこず、結局、帰るまで誰も入ってこずで、流行ってないとんでもない店に来てしまったと思ってしまいました。が、いざ、蕎麦が出てくると、これが意外といっては失礼なくらいに美味しい。私の食べた天ぷらも海老やイカが揚げたてでプリプリ。だしも蕎麦も本格的で美味しい。香月のやまかけも山芋がたっぷりで量も多く、それでいて安いときて、どうしてこんなに美味しいのに、お客が入ってないのか不思議に思いました。まあ、しいていえば店の内装が外の雰囲気とは違って中途半端であまり綺麗とはいいがたいくらい。結局、奥のほうにあるお蔵のような綺麗な和食の店の方に皆は入ってたみたいです。同じ店なのに勿体無い。絶対蕎麦の方が美味しいはず。
 さて、前回のジョッキは出来上がっておりましたが、凄く悲惨な出来具合。トホホ。この日は、空き缶を利用して作るマグカップと、とっくりに挑戦。なんとか形作り基礎みたいなものが見えてきました。香月は、花瓶やお皿を4つ作りました。
 6月16日は、インド人が作るカレーが売りのお店、スパイス王国に行きました。昼のランチの時間なので、サラリーマンとか、ご夫婦とかで来てました。店員も皆、インドの方ばかり。680円のセットを頼みました。「カレーはやっぱりナンで」とメニューに書いてあるにもかかわらず、私はライス。香月はナン。カレーの種類は10種類くらいあって選べて、辛さも選べるのであります。
 食べ初めてちょっとした頃に、お客さんが次々と入ってき始めたかと思ったら、日本人もまじっていたけれど、ほとんどが外人さんばかりで、異国情緒がますます深まって、店内満杯状態になってしまいました。田舎の方でまさかと思える事態に焦りました。しかし、お味もまずまずで、満足いたしました。
 この日は、一時から始めたのに、二人とも熱中して、終わったのが五時。本当は四時までなのに、黙って延長してくれた先生。ありがとうです。すみません。私はぐい飲みを2つととっくりと小さな杯を3つも作ってしまいました。香月も毎回ながらアイデアにとんだ器を作りました。いつもなら二人して帰る頃にはヘロヘロなのに、何故かこの日は元気一杯。これってカレーのお陰とか笑いながら、帰りました。
 出来上がりが凄い楽しみなのであります。


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